まるやまっぷ







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つかいかた

れっさああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

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どうぶつずかん



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アオサギ

同じ「総合水鳥舎」で展示している「ゴイサギ」に比べ首が長く、体も大きいです。日本で見られるサギの中でも最大です。ユーラシアとアフリカの温暖な地域の浅い淡水、特に冬季は沿岸部に住んでいます。日本では九州以北で繁殖します。巣は、高さ20mより高い木の上で、時には200羽もの集団でコロニーを形成します。 成鳥には後頭部に冠羽がありますが、これは幼鳥にはありません。また幼鳥は成鳥に比べて地味な色をしています。 魚、カエル、甲殻類などを長いとがった嘴で上手に捕まえて食べます。円山動物園では、ウグイ、ハタハタ、オキアミ(エビ)などを与えています。

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アオダイショウ

沖縄諸島を除く日本全国で普通に見られるが、日本にしか生息しない固有種で、体長は最大で2m近くにもなる日本で最大のヘビである。毒は持たず、体色は主に褐色がかった暗い緑であるが、北海道生息種は青みが強い。肉食性で、鳥や小型ほ乳類を主に食べる。

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アオホソオオトカゲ

インドネシアのバタンタ島のみに生息する。低地の熱帯雨林で暮らし、樹上生活が主であまり地上には降りてこない。体色は鮮やかな青色の地に黒っぽい網目が入る。1990年代後半に新種として発見された。動物食で、昆虫や小型は虫類、小型鳥類を食べる。

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アカツクシガモ

ユーラシア大陸中部で繁殖し、北アフリカ、南アジア、中国、朝鮮半島で越冬し、日本にはごくまれに冬鳥としてやって来ます。淡水の湖沼、泥地河岸に住み、繁殖期以外は群になっていることが多いです。 オス・メスほぼ同じ色ですが、繁殖期のオスには黒い首輪模様があり、また、体格もメスよりやや大きいです。体の大半がレンガ色で、頭が白く尾が黒い、特徴的な容姿をしています。 雑食性で、草や水草、昆虫、甲殻類、小魚なども食べます。 過去、ごく少数が冬鳥として西日本に渡来した記録があります。

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アカハナグマ

南米・アンデス山脈の東側に広く分布し、森林・草原から海岸といったあらゆる環境で生息しています。体は赤みを帯びた茶褐色で、よく動く長い鼻とバランスをとるための縞模様の長い尾が特徴です。前あしの爪は長く尖っており、その爪を利用して木に登ったり、土を掘ったりすることができます。昼行性で、樹上でも地上でも活発に活動する。雑食性で、自然界では、果実、小動物、昆虫などを食べていますが、円山動物園では果実のほかにドッグフードなども与えています。 現在飼育しているのは2012年生まれのオスのみですが、非常に人懐こく、ガラス越しに鼻を鳴らしてすり寄ってくる愛らしい姿をご覧いただけます。

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アジアアロワナ

マレーシアやインドネシアに生息しています。幸福を呼ぶ魚として珍重され、その結果、乱獲によって生息数が減少しています。
アジアアロワナは成長すると90cmほどになります。

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アヒル

アヒルはマガモをもとに家畜に改良されたもので、肉や羽毛が利用されます。オスとメスの見分け方ですが、尾羽のところにカールした毛があるのがオスですので、これで判別してみてください。声もオスとメスでは違います。オスは野生のカモと似ていて「クワァ、クワァ」と鳴き、メスは「ガー、ガー」と少しダミ声で鳴きます。近くに行ってよーく聞いてみてください。

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アムールトラ

現在はロシア極東の沿海地方およびハバロフスク地方の、アムール川およびウスリー川流域でのみ生息しているトラで、最大級の亜種です。また生息数が激減し、ワシントン条約付属書1類の希少種です。野生下の生息数は現在約450頭と推定され、ほんとうに絶滅の危機に瀕しています。飼育下では世界中の動物園で約500頭、国内で59頭が飼育されています。世界中の個体が血統登録され、種の保存のためにさまざまな活動がなされています。
体長2.5 m、体重300 kgです。
2012年2月、「アイ」と「リング」のペアリングが終了し、「リング」は釧路市動物園にもどりました。2012年12月、わくわくアジアゾーンオープンへ向け、おびひろ動物園からオスの「タツオ」が帰札し、円山動物園のアムールトラは「アイ」と「タツオ」の2頭になりました。

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アメリカクロクマ

草の根や果実、木の実などを好みます。 性格は比較的温和で、顔立ちも愛らしいので、「クマのプーさん」や「テディベア」のモデルとしても有名です。 けれどもアメリカでは、このクマが餌の少なくなる時期に樹皮(木の表面の皮)を食べてしまうという林業被害が出ていて、この時期、クマに意図的に餌を与えるなどの対策をとっているそうです。 ちなみに当園の風子は、雪が積もると巣穴を作って冬ごもりの真似をします。 大人しく愛らしい風子ですが、大きなホッキョクグマが両隣の獣舎にいてもほとんど動じません。

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アメリカドクトカゲ

北米大陸南部の砂漠や荒地、乾燥した草原や森林に生息する。体色は黒から黒褐色の地にピンクからオレンジ色の斑紋が入る。毒牙を持ち、その毒素から糖尿病の画期的な新薬が開発されている。動物食で、小型ほ乳類や鳥類の卵などを食べる。

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アメリカビーバー

生息地は北米大陸です。家族で川に木や泥を使い、ダムと家を作って生活することで有名です。ビーバーのダムは、周りの環境を水で潤った土地にするため、乾燥を防ぎ、森林再生に役立っていると言われています。動物園では、ヤナギの木で家を造り生活しています。餌はキャベツ、ジャガイモ、サツマイモ、ニンジン、小松菜、小枝などを与えています。

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アメリカワシミミズク

名前のとおり日本では見られません。カナダのアルバータ州カルガリー動物園との動物交換によりやって来ました。数回にわたり繁殖に成功し、子供たちが増えています。 当園からおびひろ動物園にオス・メスの2羽がもらわれていきました。 繁殖期は3~4月、樹上に営巣し、産卵数は1~3個です。動物園からの帰りがけの閉園近くの時間帯に、「フクロウとタカの森」に来ていただければ、その鳴き声を聞くことができるかもしれません。 2006年、国内で初めての人工孵化・人工哺育に成功しました。

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アライグマ

北アメリカのカナダ南部から中米にかけて広く分布しています。食性は、昆虫や果実、小型の哺乳類までいろいろなものを食べる雑食性です。名前の由来となっている、前肢で器用に食べ物を洗うしぐさを、動物園でも見ることができます。

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アルダブラゾウガメ

セーシェル諸島に生息する固有種で、現在はモーリシャスなどにも移入されており、海岸沿いの草原やマングローブ湿地などで暮らしている。ガラパゴスゾウガメに次いで大きなリクガメである。海沿いの草原や森林内に生息する。植物食の強い雑食性で、植物の葉の他に動物の死骸を食べることもある。日中は強い日射を避けるため日陰ですごしたり水浴びをし、朝夕の円山動物園では2010年からメス2頭を飼育しており、甲羅の色が黒っぽい方が「ウメ」、黄色っぽい方が「キク」と言う名前です。薄暗い時間に活動する。

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アルマジロトカゲ

・体長 20cm程度 ・分布 南アフリカ共和国(乾燥地帯) ・性質 温厚 ・食性 昆虫類 南アフリカ共和国南部の固有種で、岩場の多い荒地に生息する。外敵に襲われると、岩の隙間などに逃げ込むが、逃げる場所がない場合には、自分の尾の先を咥え、体を丸めて防御の姿勢を取るため、その名の由来となる。動物食で、昆虫などを食べる。 大きなウロコに覆われた恐竜のような姿が非常に特徴的です。甲冑のごときウロコに覆われている上に、目つきが剣呑に見えますが、性質は温厚です。 生息場所は南アフリカの乾燥地帯の岩の隙間などで、トカゲとしては珍しく集団で生活しています。 日中は穴や岩場に隠れており、湿度の上がる朝夕に活動し、昆虫を捕食します。 胎生で1から2匹程度しか子を産まないこともあって、近年個体数が激減しているため、生息国、また国際的にも厳重に保護されています。 しかし、アルマジロトカゲの非常に魅力的な形態からペットとしての人気が高く、密猟者が絶えません。 円山動物園で展示しているアルマジロトカゲもまた、密猟、密輸を経て日本に連れてこられ、ワシントン条約違反により税関で摘発された個体です。(大変不名誉なことに、日本は動物密輸大国です) 同じように保護されたスローロリスと共に、経済産業省から(社)日本動物園水族館協会を通じて飼育を委託され、2007年9月12日に来園しました。 また、生息地は砂漠ではありますが、湿度の保たれた岩場や穴に住んでいるため乾燥に強いとはいえません 当園では湿度管理に十分注意して飼育しています。

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アンデスコンドル

南アメリカのアンデス山脈やパタゴニア沿岸に生きる、絶滅の危機に晒されている猛禽です。 現在は昭和31年(1956年)4月9日に来園したメスの「ウルスラ」1羽を飼育しています。平成25年(2013年)現在で、推定年齢は56才以上です。 彼女は、国内のアンデスコンドルの中で最高齢で、円山動物園の動物たちの中でも一番の長寿です。※現在は療養のため展示を中止しています。

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イヌワシ

円山動物園では1983年からイヌワシの飼育をしています。 当時飼育していた個体は韓国の全州市との動物交換によりペアで、1990年には国内の動物園で初めて繁殖・育雛に成功し、日本動物園水族館協会から繁殖表彰をいただいています。 このペアは2009年にメスが、2012年にオスがそれぞれ亡くなり、現在は2012年1月に秋田市大森山動物園から導入したメス(愛称:剰水(せせなぎ))と、2013年3月に多摩動物公園から導入したオス(愛称:紫雲(しうん))のペアを展示しています。

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インドセタカガメ

パキスタン、インド、バングラデシュ、ネパールの渓流や池、人工的な水域などに生息している。
発達した背甲のキールが特徴的で、名前の由来となっている。腹甲の甲板には2個以上の黒斑があり、近縁種との鑑別に利用される。頭部や背甲の、鮮やかなオレンジ色と黒色のコントラストが非常に印象的である。食性は雑食。

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ウコッケイ

羽毛は全身が白で柔らかい毛をしており、トサカや足は黒っぽく、皮膚も濃い灰色をしています。みなさんがイメージするニワトリは、産卵鶏の白色レッグホーン種でしょうから、程遠い風貌のニワトリです。その変わった姿とは異なり、非常におとなしく、物静かに動きます。

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エジプトガン

アフリカ全土の沼地や海岸などに住んでいる、アフリカではとてもメジャーなカモです。 オス・メス同色ですが、メスはオスに比べ体格がひとまわり小さいです。目の周りに茶色のドーナツ状のリング模様があるので一度見たら忘れられないのではないでしょうか。 営巣場所は草むらの陰が多いですが、一部は地上を離れ、崖の岩だなや古い建物、また、しばしば高い木の上にある他の鳥が捨てた巣を使うこともあります。 とても"喧嘩っぱやい"鳥で、同じ獣舎にいるカモ類に対して暇さえあれば喧嘩を売ってます。しかも、とても強く、何羽かのカモは彼らに殺されてしまいました。飼育係に対してもひるむことなく、頭を下げて「ガーガー」威嚇してきます。 最近、国内でも見られるようになってしまいました。これらは野生個体ではなく籠脱け(かごぬけ=人が外国から持ち込んだ鳥を野外に放してしまうこと)によるものと思われます。

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エゾアカガエル

北海道の固有種で、海岸近くの平地から標高2,000m程度の山地までの草原や森林に生息する。茶色の体色に黒褐色のイボが点在する。非常に警戒心が強く、危険を感じるとすぐに水に逃げ込む。学名の「pirica(ピリカ)」はアイヌ語で「かわいい」を意味する。

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エゾサンショウウオ

島しょを除く北海道全域に分布する固有種で、平地から高原までの、止水のある穏やかな流れに暮らす。北海道にはこの種とキタサンショウウオの2種が生息する。幼生期に高温で飼育すると性転換を起こすことがある。地上性の昆虫やミミズなどを食べる。

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エゾシカ

ニホンジカの亜種の中でも体格が大きいエゾシカは一日に2-5kgもの植物を食べる。食性は季節によって変化があり、夏期には草本や牧草、餌が不足する冬期にはササ類や樹皮などと幅広い。 エゾシカには鋭くとがった角がありますが、メスには角はありません。円山動物園ではお客様への危険防止のため10月中旬に角を切ってしまいますが、放っておいても、春先雪解け前には自然に抜け落ちてしまいます。 飼育状況 雄2頭 2008年7月12日円山動物園生:恩(メグム)、2008年8月30日円山動物園生:歩(アユミ) 雌4頭 2008年4月3日芦別市より搬入:芽(メイ)、道(ミチ) 2011年11月5日おびひろ動物園より搬入:アマンダ、イザベル

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エゾヒグマ

北海道には「ツキノワグマ」はおりませんが、逆に、このエゾヒグマは北海道にしかいません。国内最大の陸上哺乳類です。 「ヒグマが人を襲った」というニュースも時々流れますが、彼らは基本的には雑食と言いつつも、普段は木の実や果実など植物性のものを主食としています。 現在円山動物園で飼育しているエゾヒグマは、「エゾヒグマ館」で飼育しているメスの「とわ」とオスの「大」、「世界の熊館」で飼育しているメスの「栄子」の3頭です。 「とわ」と「栄子」はともに登別クマ牧場生まれで、「とわ」は2008年1月生、「栄子」は1973年1月生で、「栄子」はヒグマとしてはかなりの高齢です。 ※2010年8月に三笠市で保護されたオスの「カステラ」は同年11月13日にエゾヒグマ館内の事故により死亡しました。

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エゾフクロウ

日本全体に分布し、北海道のものはやや白く、南下するほど黒くなり、九州では顔が黒々としています。 北海道に生息する地域亜種をエゾフクロウと呼んでいます。 道内で繁殖しているフクロウ類のひとつで、野幌森林公園や西岡公園、藻岩山でも見られます。 営巣は樹洞が主ですが、タカ類の古巣を利用することもあります。

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エゾタヌキ

タヌキの日本産亜種で、 生息地域は北海道の一部で、森林及び林縁、川や沼沢が散在するような地域を生息場所とします。一般には狩りはせず、地面に落ちている木の実・昆虫・動物の死体・その他の無脊椎動物などいろいろなものを食べる雑食性です。動物園では市外で保護されたオスの「ポコタ」とメスの「ポロン」を飼育中です。

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エゾモモンガ

北海道の森林に住んでいます。食性は雑食性で主に植物性のものを食べますが、昆虫なども食べます。植物では樹木の芽や花・葉・樹皮・種子・どんぐりなどです。動物園では、リンゴ・サツマイモ・ニンジン・パン・コマツナ・ハト餌・つぶ餌を与えています。

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エゾユキウサギ

エゾユキウサギは冬季とそれ以外の季節で毛色が異なります。夏毛は全体はほぼ褐色から灰褐色で腹面、脚、耳介(先端を除く)は白色から灰白色です。冬毛は白色です。基本的に夜行性であるが、日中も活動します。

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エゾリス

ヨーロッパからロシア、朝鮮半島、中国北東部にかけての広い範囲に生息するキタリスの1種です。行動は、日の出から日の入りまでの間で、完全な昼行性ですが、動物園で飼育しているエゾリスたちは、餌をもらう午前中に活発に活動し、午後は巣の中や木の上の方で昼寝をしていることが多いため、動いている姿を見るには、午前中に来園された方がいいです。秋になると、冬の間の貯蔵食として、クルミやドングリを土の中や木の穴などに隠す習性があり、当園で飼育しているエゾリスにも、クルミなどをあちらこちらに隠す行動が見られます。

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エランド

エランドは、アフリカに棲む野生のウシの仲間(ネジヅノレイヨウ類)です。らせん状の角が特徴的で、すぐれた跳躍力で有名です。 北アフリカの動物園を中心に、野生動物の冷凍精子、卵子、胎児の保存と研究が盛んです。冷凍動物園と呼ばれています。
肩高2メートル、体重は400-900キログラムです。
円山動物園では、2頭のエランドを飼育しています。

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エリマキキツネザル

アフリカ・マダカスカル島の林に住んでいて、原始的な特徴が多く残っているため"原猿類"に分類されています。キツネザルの仲間の中では最も体が大きいです。朝と夕方に活発に活動し、昼間は、木陰などでボーっとしているようです。食べ物は果物が主ですが、木の葉や花なども食べます。
首のまわりに長い毛がフサフサと生えていて、それが「エリマキ」のように見えるのでこの名前がついています。また、顔は"吻"の部分が長く名前の通りキツネのようです。
エリマキキツネザルには、クロシロエリマキキツネザルとアカエリマキキツネザルの2亜種がいますが、円山動物園にいるのはクロシロエリマキキツネザルです。パンダのように黒白がはっきりとしたとてもかわいいサルです。

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オオアナコンダ

南米北部のアマゾン川流域の熱帯雨林の水辺に生息する。体長が最大9mにも達する世界最大級のヘビで、体重が重いためか、水中にいることを好む。夜行性で、ほ乳類や両生類、魚などを食べ、大型のものでは、ジャガーやワニなどを捕獲することもある。

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オオカンガルー

体重約45kgの大型カンガルー。草原や半砂漠地帯、荒地、森林に生息する。薄明薄暮性で、昼間は木陰などで休む。 跳躍力は強く、時速64kmで走行することができる。 発情期のオスは尾で体を支え、後ろ足で別のオスを蹴り飛ばしたりします。 1989年(平成元年)9月にオーストラリアのタスマニア州からタスマニアデビルなどとともに寄贈され、この時に建築したタスマニア館(現カンガルー館)で飼育しています。

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オオタカ

形態 全長はオスで約50cm、メスで約60cm、翼を開くと約100~130cmあります。成鳥は頭から背、尾、翼上面が灰黒色、目の後ろは黒く眉斑は白くて目立ちます。胸や腹などは白く、灰黒色の横斑が全体にあります。若鳥は背面が褐色で、胸や腹に黒褐色の縦斑があり、尾に葉4本の黒っぽい帯があります。 生息地 北アフリカからユーラシア大陸、北アメリカ大陸にかけて分布し、日本では南西・南方諸島を除く全域の平地から山岳地帯に生息しています。 種の特徴 飛翔能力が非常に高く、中小型の鳥(ハト・カモ等)を空中で捕獲し捕食します。飛行速度は最高で時速80kmにも達し、地上6.5~17mの木の上に直径約1m、厚さ約60cmの巣を作ります。産卵は4~5月で、35~38日で孵化します。孵化殻35~40日で飛べるようになり、その後約1~2ヶ月で親から独立します。 減少の原因 生息地の減少、捕食する餌の減少、密猟、環境汚染などにより、生息数は減少しています。環境省レッドリストでは絶滅危惧 II類(VU)とされています。 円山動物園での状況 1988年から市民や道民から保護して持ち込まれ、放鳥出来ない個体を飼育し、1998年に孵化しました。現在はフクロウとタカの森で飼育しています。

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オオワシ

「オオワシといえば円山」と言われるほど、世界の動物園でも円山動物園のオオワシは有名です。 2002年に推定52歳で亡くなった「バーサン」の51年間にわたる飼育記録は世界最長です。 また、世界的にもまれで、日本の動物園としては初めての飼育下自然孵化にも1993年に成功しました。 それを含め6回繁殖し、合計13羽が巣立っています。行き先は国内の動物園はもとより、ドイツやオランダへも種の保存のため旅立ちました。

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オシドリ

日本や中国では鴛鴦(えんおう)とも言います。日本、中国東北部、サハリン、朝鮮半島に住んでいて、平地から山地の特に広葉樹がおおいかぶさるような薄暗い水辺を好みます。また、他のカモ類と異なって枝の上を休息場所やねぐらとし、樹洞に産卵し、カシやドングリを好んで食べます(彼らは歯がないので丸飲みです)。 オスは繁殖期には大きな銀杏羽(いちょうばね)をもちますが、メスは灰色でとても地味です。オスは繁殖を終えるとエクリプスと呼ばれるメスそっくりな地味な羽色に変化してしまいますが、嘴を見ればオスは赤いので区別できるでしょう。 よく結婚式のスピーチなどで「オシドリ夫婦(「鴛鴦の契(ちぎ)り」とも言います。)」という言葉が用いられますが、これは一生オス・メスが添い遂げると信じられていたからのようです。しかし、実際のところは、繁殖のシーズンになると毎年ペアを組み直しているようです。本当の意味での「オシドリ夫婦」はツルでしょう。 最近、オシドリが種内托卵(自分で産んだ卵を同じ種類の、他のメスに抱かせて孵化、育雛させること)するという研究結果が出ています。円山動物園でも1つの巣箱に十数個の卵があったりして、ようやく納得がいきました。また、オシドリは人工孵化・育雛(孵卵器という器械を使ってヒナを孵化させて、人の手で育てること)がとても難しいことで、動物園関係者の間でも有名です。

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オジロワシ

国内の野生下で繁殖するタカ類では最大の鳥です。 現在、本園ではオス1羽・メス1羽がおりますが、本園でのオジロワシの繁殖は1度もありません。 そもそも海辺で生活しているので餌は魚ですが、鳥なども捕らえて食べることがあります。 札幌市内では、冬から春にかけて茨戸などで見ることができます。

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オニオオハシ

南アメリカの熱帯雨林に生息する。全長60cm前後、体重500~800g。嘴長は、約20cm、中は空洞であり体内の熱を放散するラジエーターの役割があるとされる。主食は、果実であるが、昆虫や鳥の卵も採食する。円山動物園では、果物や九官鳥用フードなどを与えている。寿命は約20年。

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オビタイガーサラマンダー

カナダ中部以南の北米大陸の半砂漠地帯や森林などに広く分布する。夜行性で、昼間は小動物が掘った穴などに隠れている。動物食で、昆虫や甲殻類、カタツムリなどを食べる。食物に貪欲で目の前を動くものに飛びつく。米国アリゾナ州を代表する両生類に選ばれている。

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オマキトカゲ

パプアニューギニア東のソロモン諸島の固有種で、森林に生息する。トカゲ科としては珍しい完全な樹上性で、力強い指と長い鉤爪、物に巻きつく長い尾があり、木にしがみつくことに適している。草食性で、植物の葉や果実などを食べる。 極悪な形相、鋭い爪、長いしっぽ。ソロモン諸島に生息しているオマキトカゲは最大で80cmにもなるスキンク類、最大の種です。 一日中木の上で暮らす樹上生活者で、顔に似合わず木の葉や果物を食べているベジタリアンです。オマキトカゲは卵胎生で、親の体の半分近くもあるような大きな子を1~2頭出産します。普段は動きがゆっくりでおとなしそうな雰囲気を感じますが、作業のためケージ内に手を入れると思いもよらない素早い動きで咬みついてくることがあり、油断できません。

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カエデチョウ

特徴は嘴~目の周囲の真っ赤な帯でしょう。カエデチョウはオス・メス同じ体色をしていて、この真っ赤な帯もオス・メスどちらにもあります。 アフリカ中部~東部の湿地帯に住んでいます。全長約10cmで、種子や昆虫を餌としています。主に種子や昆虫を食べていますが、円山動物園ではエゴマ、ヒエ、アワ、麻の実などの"つぶえ(=粒餌)"と、様々なフルーツ、ミルワームという虫の幼虫を与えています。 近年その数は減少傾向にあり、『ワシントン条約附属書III』に記載され、商取引に関して制限が加えられています。

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カバ

汗腺はありませんが、皮膚の表面からピンク色の粘液を出して、直射日光や紫外線から皮膚を保護しています。 生息地の分断や減少、乱獲により、急激に生息数が減少し、2006年のレッドリストで絶滅危急種とされました。
体長(頭胴長)約3.5- 4 m、体重約1.2- 2.6 tです。
円山動物園には、オスとメスのカバがいます。雌雄の見分け方は、足に肌色の模様がある方がオスで、全体に黒いのがメスです。名前は「ドン」と「ザン」です。

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ガビアルモドキ(マレ-ガビアル)

マレー半島、スマトラ及びボルネオに生息している大型のワニ。個体によっては体長が5m近くにもなる。口吻が非常に細長く、口内に細く鋭い歯が並んでいる。体色は、褐色がかった暗緑色の地に黒い斑紋が入る。動物食で、主に魚を食べる。
現地では環境破壊や狩猟により絶滅に瀕しています。そのため世界各国で種の保存事業として飼育下での繁殖技術の確立が急がれています。
繁殖形態は卵生。川辺の木陰に枯葉など高さ60センチメートルまで積み上げた塚状の巣を作り、その中に1回に20-60個の卵を産む。卵は75-90日で孵化する。 しかし繁殖は非常に困難で、世界的にもまだ1例しかありません。円山動物園では2001年から産卵がみられるようになり、今後は繁殖の成功を期待しています。

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カンボジアモエギハコガメ

最大でも甲長20cm程度と小型で、高く盛り上がった甲羅と幾何学模様が特徴的です。 モエギハコガメは中国南部、ラオス、ベトナムなどに生息しているハコガメの仲間で、現在3亜種(ベトナムモエギハコガメ、ラオスモエギハコガメ、カンボジアモエギハコガメ)が知られています。近年、環境破壊や食用、ペット用の乱獲により絶滅の危機に瀕しています。飼育は非常に厄介で、とにかくほとんどの個体が餌を食べずに死んでいくため、飼育関係者の間では「死にガメ」と言われています。 円山動物園では、日本の動物園・水族館で初めて飼育下での繁殖に成功しており、平成17年度(社)日本動物園水族館協会「繁殖賞」を受賞しています。

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カンムリシロムク

バリ島の固有種で、低地の熱帯サバンナに小群ですみ、虫などの小動物や果実などを餌としています。近年の生息地の開発とその美しい羽色ゆえに飼鳥として乱獲されたことから激減しています。全長25センチメートルです。
円山動物園では現在、2羽のカンムリシロムクを飼育しています。

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キオビヤドクガエル

南米中部の低地の熱帯雨林に生息し、森林内の地面で生活する。皮ふから神経毒を分泌して外敵から身を守っており、かつて原住民が吹き矢にこの毒を塗って狩りなどに使っていた。動物食で昆虫などを食べる。ドクガエル属で唯一乾季に休眠する。

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キャハンヒキガエル

南米大陸の広い地域に生息する大型のヒキガエルで、メスは最大25cm程度にまでなる。体が茶色で平たい体をしており、耳の後ろに耳腺が大きく発達し、毒を分泌する。後肢の脛の部分に隆起があり、「きゃはん」を付けたように見えるため、その名となる。

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キンランチョウ

サハラ以南のアフリカに分布し、草地に棲息する。全長12~14cm。雄は繁殖期になると、胸部と頭部が鮮やかなオレンジ色になり、雌に対して腰の羽毛を膨らませたり、体中の羽毛を膨らませて色鮮やかなボールのようになり、草地の上を軽やかに飛んだり跳ねたりのディスプレーを行う。

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クジャク

スリランカ・インド・パキスタン・ヒマラヤ山脈が原産で、オスの躍動的なディスプレーは有名です。 バサバサッと広げる羽は尾羽ではなく、尾羽の上にある上尾筒(じょうびとう)という繁殖期のみに自己アピールに使う飾り羽です。この羽を広げる行動は発情期(春)のみに見られます。繁殖期が終わって必要のなくなった飾り羽は、春過ぎ(7~8月)には抜け落ちてしまい、12月頃から再び伸び始めます。たまに「羽広げてくれない、つまんなーい」とおっしゃるお客様もいらっしゃいますが、そんな訳で、春頃でなければ羽を広げてくれませんので、ご了承下さいね。また、この羽を広げる行動は、メスに対して「僕、きれいでしょ!!」とアピールするためにしているのであって、他の動物を威嚇するためのものではありませんので、石を投げたり、おどかしたりしても絶対に広げません。悪しからず。 林の中の開けた場所を好み、インドでは人家の近くでも見ることができます。インドでは神聖な鳥として保護され、国鳥にもなっています。 多少の高いところに上り下りはできますが、空を飛ぶのは苦手なようです。

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グラントシマウマ

アフリカのサバンナで群れをつくって住んでいます。 とても警戒心の強い動物で、また、ライオンなどの肉食動物に追いかけられると時速60km位のスピードで逃げることができます。他の種類のシマウマと比べて縞の本数が少なく、また、間隔も広いです。
体長2~2.4m,尾長45~60cm、体重220~270kgです。
スモモ1頭だけでしたが、2010年10月7日に新しいオスの「飛馬(ひゅうま)」(2009年釧路市動物園生)が入って来ました。

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クロザル

全身の毛の色は黒で、頭に冠毛があり、毛が立っているようにも見えます。 セレベス島(インドネシア)の熱帯雨林地帯に住んでおり、果実などの植物の他、昆虫や小動物などを食べます。 森林の伐採などによってその数が減っていて、レッドデータブックに絶滅危惧種として、また、ワシントン条約附属書IIにも記載されています。 体が小さい割りに非常に性格が荒いです体長:45-56cm、尾長:2-4cm、体重:4.7-10.8kgです。
円山動物園では現在、メスの「ガーネット」を飼育しています。

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ゴイサギ

極地、砂漠地帯、オーストラリア以外の世界全域に生息しています。 通称「夜ガラス」と呼ばれているように「グアー」と鳴く夜行性の鳥です。 円山動物園では、開園時間前に「総合水鳥舎」へ行くと、野生のゴイサギが多い時には100羽もの集団でやって来ていることがあります。 円山動物園のすぐ近くの森にコロニーを作って住んでいますが、「総合水鳥舎」で飼っているゴイサギも50羽以上いますので集まって来てしまうのでしょう。 成鳥と幼鳥とでは羽の色が明らかに異なり、成鳥は"濃紺と灰色"幼鳥は"斑点のある淡褐色"です。 魚、カエル、昆虫、アメリカザリガニなどの甲殻類を食べます。円山動物園では、ウグイ、ハタハタ、オキアミ(エビ)などを与えています。 英名は"黒い冠羽のある夜行性のサギ"を意味し、また、和名の"ゴイ"は"五位"を意味しています。これは、平家物語に、醍醐天皇が家来にこのサギを捕まえるよう命令した時、何の抵抗もせず捕まえられたことに醍醐天皇が褒美として"五位"の位を与えたことが書かれていることに由来しています。

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コイチョウイボイモリ

中国雲南省北東部から貴州省西部の、標高1,000mから2,000mの山岳地帯に生息する。池や緩い流れの近くの、石や落ち葉の下などの湿った場所で暮らす。名前の「コイチョウ」は原産地の「貴州」が由来となる。動物食で、昆虫やカタツムリなどを食べる。

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コウヒロナガクビガメ

オーストラリアの固有種で、河川や湖沼に生息する。ヘビクビガメ科の中では最大級の種類で、甲長が最大50㎝程度にもなる。首が極めて長く、甲羅の中に収納できないため、甲羅の横に巻きつける。動物食で、魚や両生類、昆虫、甲殻類などを食べる。

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コシベニペリカン

サハラ砂漠以南の熱帯アフリカ(東アフリカ)に住んでいます。ペリカン類の中では小さい部類に入り、「総合水鳥舎」で一緒に飼育しているモモイロペリカンと比べてもかなり小さいです。 "コシベニ(=腰紅)"の名のとおり、腰の部分(繁殖期には特に目立ちます)が濃い赤色で、また、脇の下も(羽を広げてくれた時しか見えないかもしれませんが、)濃い赤色をしています。全体的には灰白色です。 普通、一羽か数羽ずつの小さなグループで採食します。水面をゆっくり泳ぎ、手ごろな魚を見つけるとそーっと近づいて一気に首を伸ばし、長い嘴の下嘴の喉袋を魚網のように用いて魚をすくいとって魚を捕まえます。円山動物園では、ウグイ、ハタハタ、オキアミ(エビ)などを与えていますが、ハタハタが特に好きなようです。

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コツメカワウソ

インド、中国、東南アジアに棲むイタチの仲間で、最も小型のカワウソです。水中生活に適応した体をしており、肢に水かきもあります。両前肢をつかって餌を器用につかんで口に運びます。
体長41-64cm。尾長25-35cm。体重2.7-5.4kgです。
円山動物園では現在、オスの「サン」を飼育しています。

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コバルトヤドクガエル

南米北部のスリナム共和国のごく限られた湿地帯の森林に生息する。全身が非常に鮮やかな深い青色をしており、皮ふから分泌される神経毒と共に名前の由来となっている。親ガエルがオタマジャクシを背に乗せて水辺へ運ぶことで知られている。

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コフラミンゴ

インド・アフリカに分布し、強アルカリ性の湖沼に住み、ケニアのナクル湖はその生息地として有名です。数千から数百万羽の集団で住んでいます。 餌は主に水中のプランクトンや水生昆虫、藻類などですが、首がとても長いので頭を下に下げると上の嘴が下に向いてしまいますが、この格好で水と一緒に餌を口に入れてしまいます。嘴と舌を上手に使って、餌だけが口の中に残るように濾(こ)しながら食べます。円山動物園では小松菜をジューサーで液状にした物にフラミンゴ用の特殊な固形飼料を混ぜて与えています。また、オキアミ(エビ)も与えています。 彼らの巣は他の鳥たちの巣とは異なり泥や土でできていますが、彼らの曲がった嘴は泥や土を盛り上げるのにとても適しています。 ヒナには、フラミンゴミルクと呼ばれるタンパク質と脂肪に富んだ液体を口移しで与えます。 現在、円山動物園には4種類のフラミンゴがいます。

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ゴマフアザラシ

毎年冬になると、ロシア・サハリン州の沿岸から越冬のため南下してきます。 およそ11月末に、流氷とともに北海道のオホーツク海側にやって来ます。冬期間、北海道の沿岸で過ごし、春、流氷が去る頃(3月頃)、北へ帰って行きます。 アザラシとアシカ科の動物(トド、アシカなど)の大きな違いは、アザラシには耳たぶがない、アザラシの後ろ足は足先がまっすぐ後ろを向いている(アシカ科の動物は斜め前方を向いています)、アザラシは陸上を移動する時、足を使わない(使えない?)ということなどが挙げられます。 とても大食いの動物で「円山動物園の餌代のかかる動物ランキング」ではトドに次いで第2位です。網の中の魚を食べてしまうので漁師さんたちを困らせることもあるようです。円山動物園では、エフ(オス)の1頭を飼育しています。

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コモチカナヘビ

ヨーロッパからアジアにかけて広く生息する。トカゲ類の中では、最も分布域が広く、かつ最も北方に生息する。日本国内では、北海道サロベツ原野から猿払原野にかけてのみ生息する。繁殖形態が胎生であることが、和名の由来である。ただし、ピレネー山脈の個体群のみ卵生であることが知られている。動物食で、昆虫などを食べる。

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サーバルキャット

アフリカのサバンナの水辺に生息する、足が長く耳が大きいネコ科動物です。野生下ではホロホロチョウやノウサギなどを捕る他、高い木の枝にいる鳥を捕らえることができます。 特筆すべきはそのジャンプ力で、3mほど飛び上がり、空中低く飛んでいる鳥を捕獲することもできます。
頭胴長67-100 cm、尾長24-45 cm、肩高54-62 cm、体重8.7-18 kgです。

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サイイグアナ

メキシコ湾内の西インド諸島の一部の島のみに分布し、海岸や岩場、乾燥した森林などに生息する。額が丸く盛り上がり、鼻筋に角のような突起があることから名前が由来する。植物食に近い雑食性で、葉や花、果実、昆虫などを食べる。

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サトウチョウ

シンガポール、スマトラ、カリマンタン、その他近隣の島々に分布し、低地の、樹木がまばらに生えている林や農場(果樹園)に住んでいます。 英名の由来は、"頭のてっぺんが青く、また、夜眠るときや日中休む時に枝から逆さにぶら下がる"という習性から来ています。(園内の「動物解説看板」も上下逆に記載しています。印刷ミスではありません。) 花蜜や花、果実、種子、小さな昆虫を食べていますが、和名(=砂糖鳥)のとおり、甘いものが大好きです。 絶滅の危険が増大しているとして、『レッドデータブック』に「絶滅危急種」として載せられています。円山動物園では1997年6月に国内で初めて繁殖に成功し、『日本動物園水族館協会』から「繁殖賞」を受賞しました。

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サンショクキムネオオハシ

和名を漢字で書くと"三色黄胸大嘴"で、嘴が三色(オレンジ、赤、黄緑)、胸が黄色であることに由来しています。英名の"Keel-billed"は"船のような形をした嘴"を意味しています。 メキシコの熱帯域からコロンビア北部、ベネズエラ北西部の熱帯の低地林、森の外側、木々の散在する開けた場所などに住んでいます。とても色彩やかな鳥です。 花や果実、昆虫、トカゲ、鳥の卵が好きで、円山動物園でもブドウ、バナナ、トマトなどいろいろな果物などを与えています。小さなエサでも大きな嘴を使って器用に捕むことができますが、口に入れる時に必ず一度空中に放り投げなければならないので、あまり小さくエサを切ってしまうと食べにくいようです。 嘴がとても大きくて重そうですが、中身はスカスカでとっても軽いです。

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シシオザル

果実などの植物や昆虫などを食べています。 顔に立派な"たてがみ"があり、また、尻尾の先にライオンのような房毛がありこれが名前の由来(獅子尾猿)となっています。 現地では食用として捕獲され、また、土地開発によって数が激減し、現在、推定生息数は3,000~4,000頭といわれています。そのため、レッドデータブックに絶滅危惧種として、また、ワシントン条約附属書Iにも記載されています。
体長オス51-66cm、メス46cm。尾長オス25.4-38.6cm、メス25.4-32cm。体重オス5-10kg、メス3-6kgです。
円山動物園では1998年6月に日本平動物園から来たオス「リーフ」と2002年11月に熊本市動植物園から来たメス「ナミエ」のペアを飼育しており、2007年9月22日に待望の赤ちゃん、オスの「シーチャン」、2009年7月21日にメスの「ディーチャン」が生まれました。

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シナガチョウ

原産地は中国でサカツラガンを改良して作られたようです。動物園のアヒル池にいる、体が大きくてくちばしの根元にこぶがあるほうがガチョウです。アヒル同様にオスとメスでは鳴き声が違い、オスは汽笛のような「クワァー」という高い鳴き声、メスは鼻がつまったような「ア゛―」という低い声で鳴きます。アヒル池ではアヒルのオス、メス、ガチョウのオス、メスと4つの違う鳴き声が聞こえてきます。頑張って聞き分けてみてください。

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シマヘビ

沖縄諸島を除く日本全国で普通に見られるが、日本にしか生息しない固有種で、毒は持たない。体に4本の細い縞があり名前の由来となるが、生息域により個体差が大きく、縞のない個体もいる。肉食性で、カエルなどの両生類を好み、他のヘビを襲うこともある。 日本ではとても身近なヘビで北海道でもごく普通に見られます。体長は70cm前後で、北海道では1mを越える個体はほとんどいません。 その顔つき通り、性格はやや荒くよく咬みついてきますが、攻撃力はないのでたいしたことはありません。野生では、生きているものなら何でも食べます。 特にカエルが大好物のため、最初はネズミをなかなか食べてくれない個体もいます。でも、食い意地の張ったヘビなので、カエルや魚の匂いをネズミにつけてやるとすぐにネズミを食べてくれるようになります。 小さいけれど暴れん坊、しかし、日本を代表する美しいヘビです。

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ジムグリ

沖縄諸島を除く日本全国に分布する固有種で、森林に好んで生息する。体色は赤みがかった茶褐色の地に黒い斑紋が入るが、赤みが強くなって黒い斑紋がなくなり、通称「アカジムグリ」と呼ばれる個体もいる。肉食性で、ネズミなどを好んで食べる。

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ジャングルカーペットパイソン

オーストラリアを代表するカーペットニシキヘビの亜種でクイーンズランド州の熱帯雨林に生息し、黒褐色の地に鮮やかな黄色い斑紋が不規則に入る。樹上性だが、獲物を探して地面に降りることもある。肉食性で、小型ほ乳類や鳥類、小型は虫類を食べる。

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シュバシコウ

ヨーロッパで繁殖し、アフリカに渡ります。 和名(朱嘴コウ)のとおり、嘴が真っ赤なコウノトリです。古くからヨーロッパでは幸福と長寿のシンボルとされ、人々に大切にされてきました。また、ヨーロッパでは赤ちゃんを運んでくる鳥として有名です。 シュバシコウは、他の鳥と違って声を出す部分の筋肉があまり発達していません。そのため鳴き声を出すことができません。そこで繁殖期には、頭を後ろにのけぞらせるようにして、嘴を「カカカカ」と打ち鳴らす「クラッタリング」で自分のことをアピールしています。 現在、円山動物園ではオスとメス各一羽を飼育しています。 水田、沼などで魚などの餌を獲ります。円山動物園では、ウグイ、ハタハタ、オキアミ(エビ)などを与えています。

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ショウジョウトキ

南米ベネズエラ、コロンビア、ギアナ地方、ブラジル沿岸、トリニダート島の沿岸の湿地やマングローブの林に住んでいます。トリニダードトバゴの国鳥にもなっています。 雑居性が強く、シロトキや数種のサギなどと一緒に木の枝に巣を作り、コロニーを形成して生活しています。カニ、軟体動物などを主食として、魚、カエル、昆虫も食べます。 円山動物園では、ハタハタ、馬肉、オキアミを主体としたミンチとトキ用のペレットを与えています。

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シロテテナガザル

中国南西部や東南アジアの熱帯雨林に生息し、一夫一婦のつがいとその子どもを加えた4頭程度の小さな群れで暮らします。主な行動範囲は樹冠部から中層辺りで地上に降りることは滅多になく、長い腕と鈎型の手を使い、振り子のようにはずみをつけ、勢いよく枝から枝へ移動する腕わたり(ブラキエーション)をします。野生では主に、果物を主食としていますが、木の葉、芽、花なども食べます。四肢の先端部が白色であることが和名の由来です。 当園で飼育しているのは2004年に旭山で生まれたオスの『コタロー』という個体で2012年に来園しました。

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シロフクロウ

ツンドラ、草原、湿地、岩場などの開けた場所に生息する。本種はフクロウ類の中では例外的に日中でも活動する特徴がある。 これは、北極圏の夏は夜がない白夜のためである。 めったに木にとまることはなく、単独で平原の氷塊や岩、切り株などの見通しの効く高い場所に止まって獲物を探す。 狩りは朝夕に多く行われるが、日中でも活発に活動する。

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シロマダラ

沖縄諸島を除く日本全国に分布する固有種で、毒は持たない。体色は淡褐色で黒い横縞が入る。幼個体には後頭部に1対の白い斑点があり、名前の由来となっている。肉食性で、小型のは虫類などを食べる。当園では、冷凍ヤモリを与えている。 当園で飼育しているシロマダラは、平成23年6月に石狩市内で発見されたものだが、北海道では、これまで数例の目撃及び捕獲例があったのみで、その存在は「幻のヘビ」と言われている。

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シンリンオオカミ

カナダのオンタリオ州南東部とケベック州南部の小さな範囲に分布。コヨーテとの交雑が心配されている。 シンリンオオカミはタイリクオオカミの亜種で、オオカミの中で最も大きく頑丈な体をしています。群れにはリーダーを中心とする厳格な順位があり、群れのまとまりはとても強いです。北アメリカのカナダ、アラスカの森林地帯に住んでいて、野ウサギ、シカ、ビーバーなどを食べています。 現在、円山動物園のオオカミはオスの4頭で、名前は「ジェイ」、「ルーク」、「ショウ」、「ユウキ」です。 「ジェイ」(2005年4月25日生)は2008年7月29日に、群馬サファリパークから来園しました。オオカミらしい凛々しい顔立ちで、大きな体つきですが、おっとりした人懐っこい性格の持ち主です。この「ジェイ」と、当時飼育していたメスの「キナコ」との間に生まれた子が「ルーク」(2010年5月14日生)、「ショウ」(2011年5月9日生)、「ユウキ」(2011年5月9日)の3頭です。 ※「キナコ」は2013年1月8日に事故のため死亡しました。

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スローロリス

カンガルー館屋内の夜行性動物の部屋で展示しています。 昼間は暗く、夜間は明るくしており、エサを食べたり樹上をゆっくりと移動する様子をガラス越しにご覧いただけます。 円山動物園には2007年9月にやってきました。 東南アジアの熱帯雨林で捕獲されて日本に持ち込まれ、ワシントン条約違反により税関で保護されたものです。 経済産業省から(社)日本動物園水族館協会を通じて、当園がこのロリスたちの飼育を委託されました。

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セイキムクドリ

金属光沢のある青緑色の体色をしています。アフリカ(東アフリカ~南アフリカ北東部)のサバンナの森林地帯や比較的乾燥した地域でもごく普通に見ることができます。公園などにも現れます。 主にフルーツ、果実、イチジク、昆虫を食べます。円山動物園ではエゴマ、ヒエ、アワ、麻の実などの"つぶえ(=粒餌)"と、様々なフルーツ、ミルワームという虫の幼虫を与えています。

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ゼニガタアザラシ

円山動物園ではすぐ隣にゴマフアザラシを飼育しています。”ゴマをふったような模様”と”お金のような模様”を見比べてください。 円山動物園では、1989年4月小樽水族館生まれのジージー(メス)と2012年4月円山動物園生まれのちはる(オス)の2頭を飼育しています。 円山動物園ではホッケ、オオナゴなどの魚を与えています。 ※ミサキ(オス、1993年10月来園)は2012年11月死亡しました。 ※ジージーとミサキの最初の子であるメイ(メス・2004年5月生)は2007年3月に上野動物園へ移動しました。 ※第2子のまる(オス、2009年4月生)は2010年5月30日に小樽水族館へ移動となりました。 ※第3子のさくらこ(メス、2010年4月生)は2012年10月死亡しました。

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ソバージュネコメガエル

南米中部の内陸にある乾燥地帯に生息する。体からの水分の蒸発を防ぐため、皮ふからロウ状の物質を分泌しており、乾燥した環境でも生存できる。樹上生活をし、夜行性で昼間は木の上でじっとしている。他のカエルと異なり、水を口から飲み、固形の尿を出す。

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ダイアナモンキー

シエラレオネからガーナ南西部までの森林に住んでいます。ほぼ完全な樹上生活をしているため、森林伐採などによる影響を受けやすく、レッドデータブックで「絶滅危急種」に指定され、また、ワシントン条約附属書Iにも記載されています。 三角形の真っ黒な顔に白い襟巻きとあごひげがあるのが特徴で、ローマ神話の女神ダイアナと同じように、額に三日月型の白毛の模様があることからこの名前がつきました。
希少な動物を繁殖させた場合「日本動物園水族館協会」から「繁殖賞」という賞をもらえるのですが、円山動物園が初めて受賞したのが、1967年、このダイアナモンキーです。

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ダチョウ

世界で最大の鳥で、重さ約1,500gもの卵を産みます。アフリカの半砂漠地帯・サバンナ地帯など、雨の少ない平原に住んでいます。飛ぶことはできませんが、時速約50~80kmで走ることができます。 野生では1羽のオスと5羽位のメスからなる群れをつくって生活していますが、全てのメスが一つの巣に卵を産みます。オスと一番強いメスが交替で30個もの卵を温め、ヒナを育てます。寿命は約40年です。
全長230cm、体重135kgです。

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タンチョウ

タンチョウは名前(丹頂)の通り頭頂部が赤い大型のツルです。 タンチョウは、「北海道郡」と「ユーラシア大陸郡」の2つがあり、「北海道群」のタンチョウは留鳥で根釧地方を中心に、同一地域に留まります。一方、「大陸群」のタンチョウは、大陸内を南北に最長2,000kmの渡りをします。円山動物園にいる個体はオス・メスとも北海道群由来の個体です。 「鶴は千年、亀は万年」という言葉がありますが、実際の平均寿命は40年程です。 一時はその生息数が激減し、絶滅寸前にまで追い込まれました。『レッドデータブック(IUCN版)』に「絶滅危急種」として、『レッドデータブック(環境省版)』に「絶滅危惧種」として、また、『ワシントン条約附属書1.』にも記載されています。さらに、文化財保護法上、『特別天然記念物』に指定されています。現在は、様々な保護活動によって数が800羽を越えるまでに回復しました。 北海道釧路市動物園には園内に「タンチョウ保護増殖センター」があり、タンチョウの孵化・増殖事業に取り組んでいます。

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チュウゴクワニトカゲ

中国とベトナム山中の渓流に生息する。昼行性で、水辺の岩場の上などで日光浴することを好み、危険を感じると水の中へ逃げ込む。動物食で、昆虫や魚、両生類などを食べる。

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チリーフラミンゴ

南アメリカのペルーからチリー南端、ブラジル南部からアルゼンチンの山地の塩水湖など非常に特殊な環境で数千から数百万羽の集団で住んでいます。 餌は主に水中のプランクトンや水生昆虫、藻類などですが、首がとても長いので頭を下に下げると上の嘴が下に向いてしまいますが、この格好で水と一緒に餌を口に入れてしまいます。嘴と舌を上手に使って、餌だけが口の中に残るように濾(こ)しながら食べます。円山動物園では小松菜をジューサーで液状にした物にフラミンゴ用の特殊な固形飼料を混ぜて与えています。また、オキアミ(エビ)も与えています。 彼らの巣は他の鳥たちの巣とは異なり泥や土でできていますが、彼らの曲がった嘴は泥や土を盛り上げるのにとても適しています。 ヒナには、フラミンゴミルクと呼ばれるタンパク質と脂肪に富んだ液体を口移しで与えます。 現在、円山動物園には4種類のフラミンゴがいます。

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チンパンジー

チンパンジーは、アフリカの木がうっそうと繁った森の中や木がまばらに生えた林の中に住んでいます。ゴリラやオランウータンが森の中以外の場所を好まないのに比べ、チンパンジーが森以外でも生活できるということは進化の過程上とても重要なことと言えます。ヒトの祖先も、こうして住む場所を広げてきたのかもしれません。また、彼らはヒトと同じく道具を使うことができます。(「チンパンジー館」では、アフリカのチンパンジーが実際に使っていた、アリ釣りの枝と種を割るための石を展示しています。)  ヒトと同じく雑食で、主に花、果実、種子、葉、茎、樹皮などを好みますが、アリ、シロアリなどの昆虫や、レイヨウ、イノシシ、オナガザルなどの哺乳類、鳥、ハチミツも食べます。

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ツギオミカドヤモリ

ニューカレドニア島及びその周辺の島に生息する固有種で、ヤモリ科の最大種である。樹上性で熱帯雨林の樹冠や幹で暮らし、体は樹皮に似た色であるが、環境により体色をある程度変えることもできる。雑食性で、昆虫や小型は虫類、果実、花の蜜などを食べる。

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テンジクネズミ(モルモット)

たいへん臆病で、物音に驚くとすぐに物かげにかくれてしまうので、観察はそっとしてください。「やさしく観察」すべき代表的な動物種です。モルモットは草食動物なので、基本的に主食は牧草や野草です。その他、野菜や果物なども食べます。

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テンニンチョウ

サハラ以南のアフリカに分布し、サバンナ・農耕地に棲息する。全長は雄が繁殖期に尾羽が体長のほぼ2倍にもなり、約33cmとなる。求愛期間には雄は他種の鳥を追い払い、雌の頭上に垂直円を描きながらヒューヒューと軽快にディスプレー飛翔を行う。

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ドグェラヒヒ

ドグェラヒヒはアフリカの赤道のやや北側に広く住んでいて、アヌビスヒヒ、オリーブヒヒとも言います(”ドグェラ”とは”犬のような”という意味で、”吻”の部分が長く犬のようなので、この名がついています。また、”アヌビス”とは”古代エジプトの神”で、顔が似ていることからこう呼ばれるのだそうです)。
ドグェラヒヒに限らず、ヒヒの仲間はサルの中でも木の上ではなく地上で生活するのに適応しています。1日のほとんどを地上で暮らしています。主に木の実、草、虫などを食べますが、小動物を捕まえて食べることもあるようです。

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トゲチャクワラ

メキシコのアンヘル・デ・ラ・グアルダ島及びその周辺の島の固有種で、砂漠や荒地の乾燥した岩場に生息する。成長すると頚部周辺にトゲ状の鱗が並んで生えてくることが名前の由来である。草食性で、植物の葉や花、果実などを食べる。

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トビ

主に上昇気流を利用して輪を描くように滑空し、羽ばたくことは少ない。 視力が非常に優れていると言われ、上空を飛翔しながら餌を探し、餌を見つけるとその場所に急降下して捕らえる。 餌は、郊外に生息する個体は、主に動物の死骸やカエル、トカゲ、ヘビ、魚などの小動物を捕食する。

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ナキサイチョウ

アフリカ南東部(モザンビーク、ジンバブエ、ボツワナ)の川辺の森やサバンナに、数羽~十数羽の群れで住んでいます。 ナキサイチョウは他のサイチョウと同じ様に、嘴の上にとても大きな"張り出し(=casque)"があります。この"張り出し"はオスの方が大きいです。 これは嘴を保護し、また、鳴き声を大きくするための共鳴箱の役割をしていると言われています。重そうに見える嘴も中は"スカスカ"です。"トランペッター"という名前の通り、その鳴き声は非常にやかましいです。「熱帯鳥類館」の中で、頻繁にその大声を響かせています。 主に果実や昆虫を食べます。動物園ではブドウ、リンゴ、バナナなどを主体に与えています。嘴で上手につまんで放り投げるようにして口の中に入れるので、飼育担当者が親切のつもりであまり小さく切って与えたりすると、かえって食べにくいようです。

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ナマケグマ

長く曲がった爪でナマケモノのように逆さにぶら下がることができ、また、夜行性であるため昼間は寝ていることが多いです。ナマケモノのことを英語で”Sloth”と言います。 インドからスリランカの森林に生息し、昆虫や果実、花などを食べる雑食のクマです。唇を器用に動かすことができ、シロアリの巣を見つけると長い爪で巣をこわして、唇を突き出して長い舌でチューブを作り、シロアリを"ズーズー"と吸い込むようにして食べます。他のクマと違い、水の中にはほとんど入りません。 野生における正確な数は把握されていませんが、数がとても減ってきているのは間違いないようです。そのため、「レッドデータブック」に「絶滅危急種」として、また、「ワシントン条約附属書I」に記載されています。 円山動物園ではメスの「ゴマキ」を飼育しています。

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ニシキセタカガメ

バングラデシュ、インド北部からネパール南部にかけての、標高300~500mの深く流れのはやい大型河川に生息する。オスは成熟すると頭部に赤や黄色の線模様が入り、名前の由来となる。植物食の強い雑食性で、植物の葉や果実、小型魚類などを食べる。

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ニホンアマガエル

日本から朝鮮半島、中国東北部まで広く分布する。水辺に棲む印象があるが、比較的乾燥に強く樹上生活にも適しており、水辺の森林などに生息する。皮ふから身を守るため毒性物質を分泌しており、傷などにつくと激しく痛む。動物食で、昆虫などを食べる。

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ニホンカナヘビ

日本の固有種で、全国に広く分布する。ニホントカゲと外見的に似るが、ニホントカゲと異なり鱗に光沢がなく乾燥した印象で、目の後ろにある耳孔も大きいことから区別できる。尾が長く、全長の約3分の2を占める。動物食で、昆虫などを食べ、昼間活動する。

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ニホンザル

生息地の南限は鹿児島県屋久島、北は青森県下北半島です。人間を除く霊長類では、最も北の地域で生息していることが有名です。行動は日中行い、大半の時間は採食を目的として活動をしています。食性は雑食性で、木の実・芽・枝・草花・きのこ・昆虫など約200種類以上を食べています。動物園では主にジャガイモ・リンゴ・パン・キャベツ・にぼし・小麦・木の葉・枝・実などを与えています。動物園でも、群れの中心はメスの家族集団で、その中にオスが生活しています。群れでは、お互いに毛づくろいや鳴き交わしをしてコミュニケーションをとっています。

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ニホントカゲ

伊豆半島を除く北海道、本州、四国、九州、ロシア沿岸部に分布し、草原や日当たりの良い山の斜面などに生息する。冬になると岩の下などで冬眠する。体色は、褐色の地に太い茶褐色の縦線が入る。動物食で、昆虫やミミズなどを食べる。

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ニホンマムシ

日本全国に普通に見られる種類で、体長は最大で80cm前後となる。草原から森林に生息する。血液毒を分泌する毒牙を持つが、性格はおとなしい。体色は淡褐色の地に濃褐色の銭型の大きな斑紋が入る。肉食性で、小型ほ乳類、小型は虫類などを食べる。

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ノスリ

当園で飼育しているのは野生傷病保護個体で、巣立ち間もない時期に衰弱していたところを保護したものですが、野生で生きていくための必要な経験を積むことができなかったことから、自然に返しても生きていくことができないと考えられたため、当園で飼育・展示を行うことになりました。

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ハミルトンガメ

パキスタン、インド北部、ネパール、バングラデシュのインダス川、ガンジス川流域などに生息している。 黒地に白色の斑点が入る。水草の多いきれいな水域を好み、主に巻貝や水生昆虫を食べている。生息地では、食用にされたり、ペットとして密輸されていると言われている。

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ハワイガン

ハワイ諸島の固有種で、オスはメスよりやや大きいです。火山地帯の、標高1,500~2,400mの草の生えた斜面に住んでいます。18世紀末には25,000羽余りが生息していたと推定されますが、乱獲や捕食動物の移入で1952年にはわずか30羽にまでなってしまいました。その後ハワイとイギリスの水鳥協会による人工繁殖などの保護活動が実り、絶滅の危機からは脱しました。 円山動物園ではオス3羽・メス1羽飼育していますが、オスは気が荒く、人が獣舎に入ると「ホエーホエー」と声を上げながら、頭を下に下げ左右に振って威嚇してきます。それとは対照的にメスはわりと"物静かな"性格です。 もともと火山地帯に住んでいたためか、水かきがほとんどなく浅い水にしか入れないようです。獣舎の中にはプールが備えてありますが、ほとんど一日中陸上にいます。

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パンサーカメレオン

マダガスカル島北部に生息する大型のカメレオンで、主に低地の原生林で暮らす。生息する地域によってオスは体色に大きな違いがみられるが、メスは褐色であることが多く、地域差はあまりない。オスには口先にこぶ状の突起がある。動物食で、昆虫などを食べる。

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ヒツジ

雌雄とも角がなく、顔面と四肢のほかは眼の付近まで長毛でおおわれています。同じヤギ亜科に属するヤギと違い、草だけを食べます(ヤギは木の芽や皮も食べる)。ヒツジは非常に食べ物に貪欲で、いつもエサをくれる人にエサをねだることもあります。

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ヒマラヤグマ

イラン~ヒマラヤ地方(ネパール)、インドシナ半島、中国、朝鮮半島、日本の森林地帯に住んでいます。毛足は黒くて長く、ツキノワグマの名の通り胸に白い三日月型の斑紋(月の輪)があり、また、木登りがとても上手です。主食は果実や草木、樹木の若芽などですが、雑食性でアリやハチなどの昆虫も食べます。
「レッドデータブック」に「絶滅危急種」として、また、「ワシントン条約附属書I」にも記載されていて、国際的には保護の対象となっているクマです。
体長120-180センチメートル。尾長6-11センチメートル。体重オス50-150キログラム、メス40-90キログラムです。
円山動物園にはメスの「とも」(1998年1月13日阿蘇カドリードミニオン生まれ・2005年6月6日登別クマ牧場から入園)と「ミナミ」(1995年阿蘇クマ牧場生まれ)がいます。

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ビルマニシキヘビ

中国南部から東南アジアにかけて分布する大型のヘビで、体長が最大で8mにも達する。通常オスよりメスの方が大きい。肉食性で、小型ほ乳類や鳥類、小型は虫類を食べるが、人やヒョウなどが食べられた記録もある。 見た目は恐ろしい大蛇ですが、性格は驚くほどおとなしくとても扱いやすいヘビです。よくテレビやショーなどで大きなヘビを首に巻いているのを見ますよね?それらはほとんどがこの種です.

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フサオマキザル

南アメリカの亜熱帯林と熱帯林に住んでいます。木の上の生活がしやすいように尾の先がクルクルと巻かさっていて、この名前があります。
知能程度が高く、道具を使うことができ、また、人によくなつくことから、ペットとして、体の不自由な人のための介護ザルとしても注目を浴びています。

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ブチハイエナ

バンナなどの草原に生息する夜行性の動物で、単独やつがいで行動する場合もあれば、数十頭から成る群れを形成することもあります。黄褐色の地色に濃褐色から黒の斑紋が不規則に入り、「ブチハイエナ」の名の由来となっています。 食性は肉食で、一般的に他の動物の食べ残しを主食としているような印象がありますが、実際は逆に自身で狩りをしてとらえた動物を主食としています。 外見は犬に似ていますが、ハイエナ科という犬とは別の生き物で、腰の落ちた独特の体型をしています。
体長95-165センチメートル。尾長25-36センチメートル。体高70-90センチメートル。体重40-86キログラム
円山動物園で飼育されているのは2頭です。

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ブラッザグェノン

アフリカ中央部の沼地の林に住んでいます。半地上生活をしていて、地上を走るのも得意です。
顔の額にオレンジ色の三日月毛を持っていて,白いヒゲをはやしたまるでおじいさんのような顔をした(水戸黄門そっくり?)、とてもきれいなサルです。
雑食性で,果実、木の葉の他にバッタやコオロギを好んで食べます。

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プレーリードッグ

北アメリカの大草原(プレリー)に穴を掘って巣穴をつくり、群れで生息しています。体は地下生活に適した形になっていて、体全体が円筒状で手足は短く、トンネル内の移動に向いています。

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フンボルトペンギン

南アメリカ、ペルーとチリの海岸沿いに住んでいます。ペンギンは、「南極大陸などの寒い所に住んでいる」というイメージがありますが、このフンボルトペンギンは比較的暖かい地方(温帯地方)にいる種類で、日本で飼育する時も特に難しい温度管理を必要としないので、国内のたくさんの動物園・水族館で飼育されています。 ペンギンは「飛べない鳥」の代表選手ですが、泳ぐ時には羽を鰭(ひれ)のように動かして、まるで魚のように上手に泳ぎます。 フンボルト海流にいるイワシなどの小型の魚を主食としていますが、円山動物園では"オオナゴ"という魚を与えています。 野生のフンボルトペンギンの数は9,000羽程度しかおらず、『レッドデータブック』に「絶滅危急種」として、また、『ワシントン条約附属書I』にも記載されています。国内では70あまりの動物園・水族館で1,000羽以上が飼育されています。 国内で飼育されているペンギンの一つに、このフンボルト~とそっくりな「マゼランペンギン」がいますが、フンボルト~は胸を横切る黒いラインが1本、マゼランは2本です。

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ベニイロフラミンゴ

アメリカのフロリダ半島の先端、カリブ海沿岸、南アメリカ北部海岸やガラパゴス諸島に住んでいます。 餌は主に水中のプランクトンや水生昆虫、藻類などですが、首がとても長いので頭を下に下げると上の嘴が下に向いてしまいますが、この格好で水と一緒に餌を口に入れてしまいます。嘴と舌を上手に使って、餌だけが口の中に残るように濾(こ)しながら食べます。円山動物園では小松菜をジューサーで液状にした物にフラミンゴ用の特殊な固形飼料を混ぜて与えています。また、オキアミ(エビ)も与えています。 彼らの巣は他の鳥たちの巣とは異なり泥や土でできていますが、彼らの曲がった嘴は泥や土を盛り上げるのにとても適しています。 現在、円山動物園には4種類のフラミンゴがいます。

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ホウシャガメ

マダガスカル島とモーリシャス島(人為分布)のみに分布する陸生ガメで、半砂漠にある乾燥した林や岩場に生息する。甲羅がドーム状に盛り上がり、独特の放射状の模様があることが名の由来となる。草食性で、草や花、果実などを食べる。高く盛り上がったドーム型の甲羅、特徴的な放射状の模様。このカメは世界でもっとも美しいカメと言われています。原産国では環境破壊、ペット用による捕獲などで絶滅に瀕していて、そのため、『ワシントン条約附属書1.』に記載されていて、商取引に制限が加えられています。 もともとは丈夫な種で、条件を満たしてあげれば飼育も容易なため、現地や欧米では盛んに繁殖が行なわれています。

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ホッキョクグマ

主食はアザラシ、セイウチ、クジラ類などの哺乳類です。氷結した海の上で、ワモンアザラシの子供を狙うことが多いようです。ホッキョクグマは氷海の上で獲物の匂いを探し、呼吸穴で待ち伏せしたり忍び寄ったりして狩りを行うのです。狩りの成功率はあまり高くなく、大きな牙を持つセイウチには反撃にあうこともあります。 海が氷結するのを待つ間、空腹に耐えかねて、また、生ゴミの匂いに引き寄せられ、町(カナダのマニトバ州チャーチル等)のゴミ捨て場をあさることがあると報告されています。海鳥とその卵、魚類や果実、昆布、貝、時には草なども食べます。肉食性は強いものの、他のクマ類同様、雑食なのです。 円山動物園では鶏肉や馬肉の他、ホッケ、ニンジン、リンゴなども与えています。また、夏場にはクローバーも与えており、喜んで食べてくれています。 ニジマスやウグイ、ナマズなどの活魚をプールに放すこともあります。魚を自分で捕らえて食べることが彼らのストレス解消にもつながっているようです。 当園にはとても仲の良いオスの「デナリ」とメスの「ララ」のペアがいます。 2003年12月11日に待望のメスの赤ちゃん「ツヨシ」が誕生し、2005年1月22日に釧路市動物園へ転出しました。 2005年12月15日には再びメスの赤ちゃん「ピリカ」が誕生し、2007年2月1日におびひろ動物園に旅立ちました。 そして2008年12月9日、ララは双子の赤ちゃん「イコロ」「キロル」を産みました。 この双子の男の子は2010年2月21日におびひろ動物園へ旅立ちました。 2010年12月25日にもメスの赤ちゃん「アイラ」が誕生しました。 2011年3月8日に豊橋総合動植物公園からメスの「キャンディ」が来園しました。 2012年2月20日に「アイラ」がおびひろ動物園へ旅立ちました。

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ボルネオオランウータン

オランウータンはボルネオ島に住んでいる「ボルネオオランウータン」とスマトラ島の「スマトラ~」の2つの亜種に区別されています。いずれも森の中で単独で生活していますが、環境の悪化により「ボルネオ~」は「絶滅危惧種」、「スマトラ~」はさらに深刻で「危機的絶滅危惧種」に指定されています。また、いずれも「ワシントン条約附属書I」に記載されています。 現在、円山動物園で飼育しているのは、1997年に釧路動物園で産まれたオスの「弟路郎」と、1998年にインドネシア・タマンサファリで生まれたメスの「レンボー」、そして2010年の5月に彼らの間に生まれたオスの「ハヤト」の3頭です。
2008年4月には、「類人猿館」屋外飼育場の大々的な改装を行い、コンクリートの床を土に変え、オランウータンの樹上生活動物としての性質を引き出せるように植栽やブランコ、ロープを張り巡らすなど、様々な工夫を凝らしています。また、お客様と動物を隔てていた堀を廃止し、アクリルガラス越しに間近に観覧できるようにしました。

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マサイキリン

マサイキリンは、アフリカのサバンナに住む地球上で最も背丈の高い動物種です。
体高は平均5.3m、体重が1tです。
現在はオスの「ユウマ」、メスの「ナナコ」の2頭を飼育しています。

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マツカサトカゲ

オーストラリアに分布する固有種で、草原や森林などに生息する。背面が大型で半円状の鱗で覆われて松ぼっくりのように見えることから、名前が由来する。短く太い尾を持ち、頭と似た形で前後が分かりにくい。雑食性で、昆虫や動物の死骸、花や果実を食べる。

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マルメタピオカガエル

南米アルゼンチンやパラグアイの湖沼に生息する。完全な水中生活種であるが、泳ぎはあまり上手ではない。乾季で水がなくなると、泥でまゆを作りその中で休眠する。動物食で昆虫や魚、両生類などを大きな口でかみつき、手で押し込むように食べる。

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マレーグマ

クマの仲間の中で最も小さい種類です。胸のところには、ヒマラヤグマのような白い三日月型の模様があります。前足の爪がカギ状に曲がっていて木登りに便利な体をしています。動物舎の鉄格子のてっぺんまで登っていることもあります。主食は果実などですが、この爪を使ってアリ塚や蜂の巣を壊してシロアリやハチミツも食べます。生息環境の悪化で数が減ってしまい、「レッドデータブック」に「情報不定種」に指定されています。また、食肉目クマ科に属するクマの仲間がすべて「ワシントン条約附属書II」に記載されています。
体長100-150 cm、体重25-65kgとクマ科最小種です。
現在はメスの「ウッチー」・「ハッピー」と、恩賜上野動物園から来園したオスの「ウメキチ」の計3頭を飼育しています。

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マレースジオ

南部からマレー半島にかけて分布する。洞窟内に生息し、コウモリを主食にしていると言われている。体の前半部が乳白色から淡い黄緑色であるが、後半部分からうっすらと太いシマが入り始め、尾の先端へ行くにつれシマがはっきりとする。

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マレーバク

バクは中南米に3種類、アジアに1種類いますが、マレーバクはアジアに生息しているバクです。 バクは悪夢を食べる聖獣として有名です。野生下で1000頭余り(マレーシア、スマトラ、タイの保護区)しか生息していない動物です。バクは自分のテリトリー主張の為に、真後ろに尿をかけます。バクがお尻を見せたら気をつけてください。
体長180-250センチメートル。尾長5-10センチメートル。肩高90-105センチメートル。体重250-540kgです。
2012年12月12日、「わくわくアジアゾーン」が誕生し、あらたにメスの「ワカバ」が来園しました。 「ワカバ」のかわいらしい姿を、ぜひ見てください。

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マレーベニナメラ

ベニナメラの亜種で、マレー半島からインドネシアの、標高1,000mから2,000m程度の高山帯の森林に生息する。他のベニナメラの仲間と異なり体に縦線がなく、オレンジ色の地に、非常に太く赤い斑紋が横縞のように入る。動物食で、小型ほ乳類などを食べる。

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マンドリル

アフリカの森の中に住んでいますが、主に地上で暮らしています。
鼻すじが赤く、その両側に青い隆起があるカラフルな顔をしています。また、お尻も紫がかっていてとてもきれいです。ただし、メスはオスほどはっきりとした色は出ません。
生息地の環境が人間によって荒らされ、また、狩猟の増加によって、絶滅の危機に瀕しています。そのため、レッドデータブックに絶滅危急種として、また、ワシントン条約附属書Iにも記載されています。
現在円山動物園にいるマンドリルは、2009年7月に浜松市動物園からやってきた、メスの「しずか」1頭です。

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ミズオオトカゲ

インドからインドネシア、フィリピンなどの東南アジアの森林だけでなく、人家付近にも生息する。水によく入り、泳ぎが得意であるため、その名の由来となっている。動物食で、ネズミなどの小型ほ乳類や鳥類、魚類、昆虫の他、ワニなどのは虫類の卵も食べる。

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ミツヅノコノハガエル

インドネシアからシンガポール、マレーシアに分布し、森林内の地面に生息する。目の上の鋭い突起と口先の先端が尖った形状から、上から見ると木の葉のように見えるため、その名となる。動物食で、昆虫やカタツムリ、ミミズなどを食べる。

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ミツユビアンフューマ

アメリカ東南部の河川や湖沼、湿地などに生息する。一見ウナギのような外見であるがイモリの仲間で、三本の指がある退化した非常に短い四肢を体の前後に持つ。母親は卵が孵化するまで卵に体を巻きつけて守る。動物食で、昆虫や甲殻類、魚、両生類などを食べる。

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ミドリニシキヘビ

インドネシアからパプアニューギニア、オーストラリアの熱帯雨林に生息する。完全な樹上性だが、獲物を求めて地上へ降りることもある。夜行性で、日中は木の上でトグロを巻いている。動物食で、小型ほ乳類や鳥類、小型は虫類を食べる。

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ミニチュアホース

ヨーロッパにいた小型の馬を16世紀に掛け合わせて改良してできた馬です。アメリカには19世紀に導入され富裕層のペットとして愛用され、一部の炭鉱で労働用として使用されました。近年は愛玩動物として人気があります。ポニーより小さく体高90cm前後以下の馬です。

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ムツオビアルマジロ

南アメリカの熱帯雨林から草原まで生息しています。 体長40cm前後、体重5kg前後。「アルマジロ」の語源は、スペイン語で「よろいを着た小さなもの」との意味。また、「ムツオビ」とは、甲らに6~8本の帯があることが由来。穴掘りが得意で、基本的には夜行性ですが、日中にも活動します。雑食性で植物他、昆虫なども採食します。円山動物園では、果物やドックフードを与えています。寿命は約15年。

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モモイロインコ

オーストラリアのほぼ全域に分布する固有種。分布域内では疎林、海岸地帯、都市やその近郊の公園、農地など様々な環境に適応している。 特にかつて森林であったところが、ヨーロッパ人の入植以降、農地に開拓されてから、個体数が増え、生息域が広がった

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モモイロペリカン

南ヨーロッパ、アジア、アフリカに住んでいます。「総合水鳥舎」に同居している『コシベニペリカン』と違って、集団性がとても強く、繁殖コロニーには4万羽もの大集団を形成します。 巣は地上に作り、生まれたヒナたちは「ポッド」と呼ばれる、子どもたちだけの集団の中に置かれます。 通常は群れで魚を追い集め、巨大な喉袋で水ごとすくい上げ、余分な水は喉袋から吐き出して、魚を丸のみします。ですから、浅いお皿に魚を入れたりすると、とても食べにくそうです。ペリカンの嘴は、魚を"つかむ"のにはあまり適していないようです。 少数飼育しているためか、円山動物園の個体はちょっと神経質かもしれません。 別の鳥に用事があって獣医が展示場に入ろうものなら、獣医の頭の上に大量の魚の吐き戻しが降ってくる始末です。 円山動物園では、ウグイ、ハタハタ、オキアミ(エビ)などを与えています。

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ユーラシアワシミミズク

] ユーラシアワシミミズクは、ワシミミズクの中でも最大級のフクロウ類で、体長は50~75cm、翼を広げると大きいもので1.8mにもなります。 英国を除くヨーロッパ、アジア、アフリカ北部、シベリアなどに分布し、主に、起伏の多い荒地、樹木に覆われた丘、半砂漠地帯に生息します。 2011年7月8日、2羽のユーラシアワシミミズクが旭川市旭山動物園からやってきました。 2010年生まれの「フクちゃん」と2011年生まれの「ムーン」です。

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ユキヒョウ

名前のとおり、灰色~白色の毛を持ち、野生のものはヒマラヤなど標高2000~6000mもの高山で、ヒツジやヤギ、シカの仲間やネズミ、小鳥類などを捕らえて生活しています。
ヒョウよりも体躯は小柄で、体長100-150センチメートル。尾長80-100センチメートル。肩高60センチメートル。体重オス45-55キログラム、メス35-40キログラム。尾は太くて長く、斜面や雪上でバランスをとるのに適している。
インド、モンゴル、ネパール、パキスタン、ロシアなどに生息していますが、開発や美しい毛皮を狙った狩猟により、絶滅の危機に瀕しています。 ワシントン条約付属書1類で国際血統登録がなされており、世界では220の動物園で約600頭が、国内では11の動物園で20頭が飼育されています。 1987年(昭和62年)には国内の動物園で初めてオスとメス各1頭ずつ子供が生まれるなど、最盛期には7頭も飼育されていたことがあり、本園生まれの子供は多数国内の多くの動物園に移動して、今は孫が大活躍しているところです。
現在円山動物園では「リーベ」「アクバル」「リアン」「シジム」の4頭を飼育しています。

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ヨウスコウワニ

アリゲーター科では、ユーラシア大陸に分布する唯一の種で、中国長江下流域に生息する固有種である。大人しい性質の小型のワニで全長は200cm程度、幼個体は黄褐色の地に黒い不規則な斑紋が入る。動物食で、主に貝類を食べるが、魚や小型ほ乳類、昆虫なども食べる。成個体は黒褐色であるが、幼個体は黄褐色の地に黒い不規則な斑紋が入る。 現地では一時300頭程にまで数が激減し、絶滅寸前まで追い込まれましたが、現在では飼育下での保護増殖活動が軌道に乗り、絶滅は回避されました。 今まで、飼育下でヨウスコウワニの繁殖を成功させているのはアメリカと原産国である中国のみでしたが、2001年円山動物園でも国内で初めて、世界でも3例目となる繁殖に成功しました。 野生のヨウスコウワニの生活は独特で、冬場は地下に穴を掘り半年間冬眠します。そして春、気温の上昇・日長時間の変化などが刺激となり発情、交尾などの繁殖活動を行ないます。そのため、飼育下においても冬眠させることが繁殖成功の条件とされていて、中国やアメリカでは年中屋外の半野生状態で飼育することで繁殖を行なっています。 円山動物園では「年中、あまり温度変化のない室内の獣舎」で「冬眠させずに」繁殖に成功しており、世界的に貴重な事例です。

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ライオン

「百獣の王」とよばれることもしばしば。サバンナに生息し、ネコ科としては珍しく、プライドとよばれる群れで生活し、協力して狩りや子育てを行います。野生ではヌーやシマウマを捕食します。。
全長オス260-330センチメートル、メス240-270センチメートル。尾長オス70-105センチメートル、メス60-100センチメートル。肩高オス80-123センチメートル、メス75-110センチメートル。体重オス150-250キログラム、メス120-185キログラム
「リッキー」が来たことで「ティモン」に出産の期待がかけられ、2007年11月には2頭のメスの赤ちゃんが誕生し、公募で「げんき」と「ゆうき」という愛称になりました。 2頭はすくすく成長して2010年4月27日に「げんき」は那須サファリパークへ、「ゆうき」は釧路市動物園へ旅立ちました。

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リスザル

中南米の湿潤な森林地帯に30~40頭の集団で生息しています。食性は雑食性であり、野生下では果実・葉・木の実・木の芽・昆虫・小鳥を食べます。動物園では、リンゴ・みかん・にんじん・ピーマン・レタル・サツマイモ・青菜・バナナ・パインひまわりの種・パン・ゆで玉子などを与えています。

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レッサーパンダ

体長50-63.5センチメートル。尾長28-50センチメートル。体重3-6キログラム。全身は長く柔らかい体毛で被われる。指趾の裏側も体毛で被われています。
主にヒマラヤ南部と中国南部の山地や森林に分布し、冷涼で湿潤な気候を好みます。 頭は丸く、尖った耳と太く長い尾を持っており、尾には淡い褐色のリング模様があります。腹側は黒い毛で覆われており、樹上にいるとこの部分が保護色になり、地上の肉食獣に見つかりにくくなるといわれています。
雑食性ではありますが、孟宗竹(もうそうちく、竹の一種)のタケノコや柔らかい葉を好みます。他にはドングリ、キノコ、木の根、まれに小動物や鳥、卵を食べます。
2012年7月には「キン」と「ギン」の双子が誕生し、円山動物園では現在、4頭のレッサーパンダを飼育しています。

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ワウワウテナガザル

インドネシアのジャワ島に住んでいます。 鳴き声が「ワウワウ」と聞こえることからこの名前がついていますが、実際には「ホーワ・ホーワ・ホワ・ホワ・ホワ・ワワワワワ・・・」と鳴きます。とてつもなく大きな声です。平均体重は8キログラム。
円山動物園には1977年に入園した「グレコ」お母さんと、円山動物園で生まれたグレコの子ども、オスの「タロ」の2頭を飼育しています。。

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ワオキツネザル

その名の通り(輪尾キツネ・・・)、尾に白黒の輪があって、キツネのように吻が長いのが特徴です。英名・学名の"Lemur"とは「幽霊」「おばけ」を意味します。"catta"は「ネコ」ですので、「化け猫」ということになります。鳴き声が、奇妙なネコの鳴き声に似ているからでしょうか?夕方には「ケコーーン」という遠吼えのような鳴き方もします。
アフリカのマダガスカル島に住んでいます。他のキツネザルが夜行性であるのに対して、ワオキツネザルは昼行性であると言われていますが明け方と夕方に活発に動くピークがあるようです。

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